理科ラボ

中学1年 理科|凸レンズと像

凸レンズと像の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。計算はノートや紙でして、答えの数字だけを入れましょう。まちがえたらヒントが出ます。「類題」で数字を変えた問題を何回でも練習できます。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。画面の「類題」は毎回ちがう数字になります。

問1選んで答える10点

凸レンズの焦点を通ってレンズに入った光は、レンズを通ったあとどのように進むか。

  1. ア もう一方の焦点を通る
  2. イ 光軸に平行に進む
  3. ウ レンズの中心に集まる
答えと解説

答え:イ(光軸に平行に進む)

焦点を通って入った光は、レンズを通ったあと光軸に平行に進みます(光軸に平行に入った光が焦点を通るのと逆の道すじ)。

よくあるまちがい:「平行→焦点」「焦点→平行」「中心→まっすぐ」の3本をセットで覚える。

問2図を見て選ぶ12点

図のように、物体を焦点距離の2倍より遠い位置に置いた。スクリーンにできる像はどれか。

  1. ア 物体より大きく、上下左右が逆の実像
  2. イ 物体より小さく、上下左右が逆の実像
  3. ウ 物体と同じ向きの虚像
答えと解説

答え:イ(物体より小さく、上下左右が逆の実像)

焦点距離の2倍より遠い位置に物体を置くと、反対側の焦点と2倍の位置の間に、物体より小さい倒立の実像ができます(カメラのしくみ)。

よくあるまちがい:物体の位置(2倍より遠い・2倍・2倍と焦点の間・焦点の内側)ごとに、像の大きさと向きを整理する。

問3計算12点

凸レンズから30cmの位置に物体を置き、反対側の30cmの位置にスクリーンを置くと、物体と同じ大きさの像がはっきりうつった。この凸レンズの焦点距離は何cmか。

答えと解説

答え:15cm

  1. 同じ大きさの像ができるのは、物体が焦点距離の2倍の位置にあるとき
  2. 焦点距離:30÷2=15cm

よくあるまちがい:レンズから物体までの距離を、そのまま焦点距離にしない。

問4選んで答える12点

物体を焦点に少しずつ近づけていくと、はっきりした像をうつすためには、スクリーンをどう動かせばよいか。

  1. ア レンズから遠ざける
  2. イ レンズに近づける
  3. ウ 動かさなくてよい
答えと解説

答え:ア(レンズから遠ざける)

物体を焦点に近づけるほど、像はレンズから遠くにでき、大きくなります。

よくあるまちがい:物体が焦点に近いほど、像は遠く・大きくなる。

問5選んで答える12点

物体をちょうど焦点の位置に置いたとき、像はどうなるか。

  1. ア 大きな実像ができる
  2. イ 小さな虚像が見える
  3. ウ 像はできない
答えと解説

答え:ウ(像はできない)

焦点の位置に物体を置くと、レンズを通った光は平行に進み、集まらないので像はできません。

よくあるまちがい:焦点の外側=実像、焦点上=像はできない、焦点の内側=虚像。

問6作図14点

図の物体の先端から出た光の道すじを2本かき、凸レンズによってできる像を作図しなさい(Fは焦点)。

FF2F2F 物体
答えと解説

答えの例

光軸に平行な光は、レンズを通ったあと反対側の焦点を通ります。レンズの中心を通る光は、そのまま直進します。2本の光が交わる点が、像の先端になります。

採点のポイント:光軸に平行な光が、レンズのあと焦点を通るようにかいている/レンズの中心を通る光を直進させ、2本の交点に上下逆の像をかいている

よくあるまちがい:像は、2本の光が交わった点を先端として、光軸から下向きにかく(上下が逆)。

問7選んで答える10点

スクリーンに像がうつっているとき、凸レンズの上半分を黒い紙でおおった。像はどうなるか。

  1. ア 像の上半分が欠ける
  2. イ 像の形は変わらず、全体が暗くなる
  3. ウ 像が消える
答えと解説

答え:イ(像の形は変わらず、全体が暗くなる)

物体の1点から出た光は、レンズ全体を通ってスクリーンの1点に集まります。上半分をおおっても、下半分を通る光で像全体ができるので、形は欠けずに暗くなります。

よくあるまちがい:「上半分が欠ける」と考えやすいが、像の形は欠けない。

問8記述18点

虫めがね(凸レンズ)で物を大きく見るとき、物体をレンズのどこに置けばよいか。また、そのとき見える像の特徴を説明しなさい。

答えと解説

答えの例

物体を焦点より内側(レンズと焦点の間)に置く。そのとき、レンズをのぞくと、物体と同じ向き(正立)で、実物より大きい虚像が見える。虚像は光が実際に集まってできた像ではないので、スクリーンにはうつらない。

採点のポイント:焦点より内側に置くこと/正立で大きい虚像(スクリーンにうつらない)であること

よくあるまちがい:実像(さかさま・スクリーンにうつる)と虚像(同じ向き・うつらない)を区別する。