理科ラボ

中学2年 理科|放電と電子

放電と電子の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。答えると、正解とわけが出ます。記述や作図は、ノートや印刷した用紙に書いてから答えの例と見くらべましょう。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。

問1選んで答える10点

たまっていた電気が流れ出たり、電気が空間を移動したりする現象を何というか。

  1. ア 放電
  2. イ 帯電
  3. ウ 電磁誘導
答えと解説

答え:ア(放電)

放電です。雷や、蛍光灯の中で起こる真空放電などがあります。

よくあるまちがい:帯電(電気をためる)と放電(電気が流れ出る)を区別する。

問2図を見て選ぶ12点

図のような真空放電管に大きな電圧を加えると、陰極線(電子線)が出る。陰極線はどちらの極から出るか。

  1. ア +極
  2. イ -極
  3. ウ 両方の極
答えと解説

答え:イ(-極)

陰極線は-極(陰極)から出て、+極の方へ進みます。

よくあるまちがい:「陰極」=-極。

問3選んで答える12点

陰極線の正体は何か。

  1. ア -の電気をもつ電子の流れ
  2. イ 光
  3. ウ +の電気をもつ粒子の流れ
答えと解説

答え:ア(-の電気をもつ電子の流れ)

陰極線は、-の電気をもつとても小さな粒子(電子)の流れです。

よくあるまちがい:電子は-の電気をもつ。

問4図を見て選ぶ12点

陰極線の上下に極板を置き、上の極板を+、下の極板を-にした。陰極線はどちらへ曲がるか。

  1. ア 下
  2. イ 曲がらない
  3. ウ 上(+の極板の側)
答えと解説

答え:ウ(上(+の極板の側))

電子は-の電気をもつので、+の極板に引かれて上へ曲がります。

よくあるまちがい:-の電気は+に引かれる。

問5選んで答える12点

陰極線の通り道に十字形の金属板を置くと、蛍光板に十字形の影ができる。このことから分かることはどれか。

  1. ア 陰極線はまっすぐ進む
  2. イ 陰極線は曲がって進む
  3. ウ 陰極線は+の電気をもつ
答えと解説

答え:ア(陰極線はまっすぐ進む)

陰極線は-極から直進し、金属板にさえぎられるので、その形の影ができます。

よくあるまちがい:十字形の影=直進する、極板で曲がる=電気をもつ。

問6選んで答える14点

電子の性質として正しいものはどれか。

  1. ア +の電気をもつ大きな粒子
  2. イ -の電気をもつ、非常に小さな粒子
  3. ウ 電気をもたない粒子
答えと解説

答え:イ(-の電気をもつ、非常に小さな粒子)

電子は-の電気をもち、質量がとても小さい粒子です。金属の中を移動することで電流が流れます。

よくあるまちがい:電流の正体=電子の移動。

問7選んで答える10点

真空放電を利用しているものはどれか。

  1. ア 電熱器
  2. イ 乾電池
  3. ウ 蛍光灯
答えと解説

答え:ウ(蛍光灯)

蛍光灯やネオンサインは、気圧を低くした管の中で起こる放電を利用しています。

よくあるまちがい:真空(低い気圧)の管の中の放電=真空放電。

問8記述18点

導線の中で、電流の向き(+極→-極)と、電子が移動する向きが逆になっているのはなぜか説明しなさい。

答えと解説

答えの例

電流の向きは、電子が発見される前に「+極から-極へ流れる」と決められた。のちに、電流の正体は-の電気をもつ電子の移動で、電子は-極から+極へ移動すると分かったため、2つの向きが逆になっている。

採点のポイント:電流の向きは、電子の発見より前に決められたこと/電子は-の電気をもち、-極から+極へ移動すること

よくあるまちがい:電流の向きは決めたもの(約束)。電子の動きと逆になっている。