小学5年 理科|電流がうみ出す力(電じしゃく)
電じしゃくは、どうすれば強くなる?
コイルに電流を流すと、じしゃくのようなはたらきが生まれます。電流の向き・大きさ、コイルのまき数を変えて、予想してから4つのステップで確かめよう。
ステップ1
電流を流すと、どうなる?
予想:コイルの中に鉄心を入れて、電流を流した。鉄のクリップを近づけると、どうなる?
電じしゃくは、教科書の「でんじしゃく」と同じものです。クリップの数は、強さをくらべるための目安です。
予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。
ためしてみよう
ここが大事
ステップのまとめ
電じしゃくのはたらきのまとめ
| 調べたこと | 分かったこと |
|---|---|
| 電流を流す | 鉄心が鉄を引きつける(電じしゃく)。電流を切るとはたらきがなくなる |
| 極 | 電じしゃくにもN極・S極がある。電流の向きを逆にすると入れかわる |
| 電流の大きさ | 電流を大きくすると強くなる |
| まき数 | まき数をふやすと強くなる |
電じしゃくは、モーター・スピーカー・クレーンなど、身の回りの多くの物に使われている。
この図は、考えるためのモデルです。クリップの数は目安です。まき数をくらべるときは、導線の長さをそろえます(あまった導線は切らずにまいておく)。
大事な言葉
この単元でおぼえたいこと
たしかめ問題へ問題ページへ →実験道具:じしゃくと電じしゃくのまわり電じしゃくのまわりのようすを、中学校の内ようでためそう(中学向け) →動画で見る
はかせ・ハル・ピコといっしょに「なぜ?」を考える
小学校の理科の動画を、土曜日と日曜日の朝9時に1本ずつ出しています。
理科ラボの動画(YouTube)YouTube で見る →先生・保護者の方へ
このシミュレーターの使い方
授業での使い方(10〜15分)
- ステップ1は、電じしゃくを作ったあとの最初の確かめに使えます。「ふつうのじしゃくとのちがいは?」と問いかけ、電流を切るとはたらかなくなることに気づかせます。
- ステップ2は、方位じしんを使った極の調べ方の説明に使えます。
- ステップ3・4は、条件を1つだけ変える実験計画を立てる場面で使えます。
子どもがよく考えるまちがい
- 「電じしゃくには極がない」…方位じしんで、N極とS極があることを確かめます。
- 「まき数をふやすと、導線が長くなるだけで変わらない」…導線の長さをそろえてくらべると、強くなることが分かります。
本物の実験をするときの注意
- 電流を流したままにすると、導線や電池が熱くなります。調べるときだけスイッチを入れます。
- かん電池を、導線だけで+と-を直接つながない(ショート回路にしない)ようにします。
- 電じしゃくを、時計やカード、電子機器に近づけないようにします。
家で使うときは、家の中で電じしゃく(モーターやスピーカー)が使われている物をさがしてみてください。
実験のあとに読む
電流でつくるじしゃく
何を比べる?
スイッチの入・切、かん電池の向き、かん電池の数、コイルのまき数を1つずつ変えて、クリップのつき方や方位じしんの向きをくらべます。
結果をどう考える?
コイルに電流を流すと電じしゃくになり、鉄を引きつけます。電流の向きで極が入れかわり、電流を大きくしたりまき数をふやしたりすると強くなります。
まちがえやすい点・モデルの条件
「まき数をくらべるとき、導線の長さはちがってもよい」と考えやすいので注意しよう。導線の長さがちがうと電流の大きさも変わるので、長さをそろえます。
制作:現役の理科教員 / 制作の考え方