理科ラボ

中学1年 理科|地震の伝わり方

地震の伝わり方の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。計算はノートや紙でして、答えの数字だけを入れましょう。まちがえたらヒントが出ます。「類題」で数字を変えた問題を何回でも練習できます。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。画面の「類題」は毎回ちがう数字になります。

問1選んで答える10点

地震そのものの規模(放出されたエネルギーの大きさ)を表すものはどれか。

  1. ア 震度
  2. イ マグニチュード
  3. ウ 初期微動継続時間
答えと解説

答え:イ(マグニチュード)

マグニチュード(M)は地震の規模を表し、1つの地震に1つの値です。震度はゆれの大きさで、場所によってちがいます。

よくあるまちがい:震度(場所ごとのゆれ)とマグニチュード(地震の規模)を区別する。

問2計算12点

P波の速さを6km/sとする。震源から90kmの地点にP波が届くのは、地震が発生してから何秒後か。

答えと解説

答え:15秒後

  1. 90÷6=15秒後

よくあるまちがい:距離×速さにしない。時間=距離÷速さ。

問3計算12点

P波の速さを6km/s、S波の速さを4km/sとする。震源から72kmの地点の初期微動継続時間は何秒か。

答えと解説

答え:6秒

  1. P波:72÷6=12秒後
  2. S波:72÷4=18秒後
  3. 初期微動継続時間:18−12=6秒

よくあるまちがい:P波が届くまでの時間を答えにしない。S波との「差」が初期微動継続時間。

問4計算12点

ある地震で、初期微動継続時間が10秒だった地点は、震源から80kmはなれていた。同じ地震で、初期微動継続時間が15秒だった地点は、震源から何kmはなれているか。

答えと解説

答え:120km

  1. 初期微動継続時間は距離に比例する
  2. 80×15÷10=120km

よくあるまちがい:初期微動継続時間と距離は比例する。時間が何倍になったかを考える。

問5図を見て選ぶ12点

震源からの距離と初期微動継続時間の関係として正しいものはどれか。

  1. ア 距離が大きくなるほど短くなる
  2. イ 距離に比例して長くなる
  3. ウ 距離に関係なく同じ
答えと解説

答え:イ(距離に比例して長くなる)

P波とS波は速さがちがうので、遠くなるほど届く時刻の差が開き、初期微動継続時間は距離に比例して長くなります。

よくあるまちがい:初期微動継続時間から、震源までの距離を求めることができる。

問6計算14点

震源から60kmのA地点と、120kmのB地点で、P波が届いた時刻の差は10秒だった。P波の速さは何km/sか。

答えと解説

答え:6km/s

  1. A〜Bの距離の差:120−60=60km
  2. 速さ:60÷10=6km/s

よくあるまちがい:震源からの距離で割らない。2地点の「距離の差」を「時刻の差」で割る。

問7選んで答える10点

緊急地震速報は、地震のどんな性質を利用しているか。

  1. ア S波がP波より速く伝わること
  2. イ 地震の前に地面が光ること
  3. ウ P波がS波より速く伝わること
答えと解説

答え:ウ(P波がS波より速く伝わること)

震源に近い地震計で先に届くP波をとらえ、大きなゆれ(S波による主要動)が届く前に、各地へ知らせるしくみです。

よくあるまちがい:P波(速い・小さなゆれ)→S波(おそい・大きなゆれ)の順に届くことを利用。

問8記述18点

震源に近い地域では、緊急地震速報が大きなゆれ(主要動)に間に合わないことがある。その理由を説明しなさい。

答えと解説

答えの例

震源に近いと、P波とS波が届く時刻の差(初期微動継続時間)が短い。そのため、P波をとらえて速報を出すまでの間に、S波(主要動)が届いてしまうから。

採点のポイント:震源に近いと初期微動継続時間(P波とS波の差)が短いこと/速報を出す前に、S波(主要動)が届いてしまうこと

よくあるまちがい:「速報がおそいから」だけでなく、震源に近いとP波とS波の差が小さいことを書く。