理科ラボ

物理基礎|力と運動(5)圧力と浮力

浮力は「押しのけた水の重さ」

この教材のために作ったオリジナル問題です。

答えを選ぶと、正解とわけが出ます。図の問題は、答えたあとに図が動いて確かめられます。

問1選んで答える

水(密度 1000 kg/m³)の中、深さ 2.0 m の点の水圧は?(大気圧は考えない。g = 9.8 m/s²)

答えと解説

正解:1.96×10⁴ Pa

p = ρgh = 1000 × 9.8 × 2.0 = 1.96×10⁴ Pa。

問2選んで答える

体積 2.0 L(2.0×10⁻³ m³)の鉄のかたまりを水に全部沈めた。受ける浮力は?(水の密度 1000 kg/m³、g = 9.8 m/s²)

答えと解説

正解:19.6 N

浮力 = ρVg = 1000 × 2.0×10⁻³ × 9.8 = 19.6 N。鉄でも木でも、同じ体積なら浮力は同じ。

問3選んで答える

体積 1.0 L、質量 0.80 kg の物体を水に入れた。どうなる?(水 1 L の質量は 1.0 kg)

答えと解説

正解:浮く(一部が水面から出る)

重力 = 0.80 × 9.8 = 7.8 N。全部沈めたときの浮力 = 9.8 N。重力 < 浮力 なので浮き上がり、80% 沈んだ所で 浮力 = 重力 となって止まる。

問4選んで答える

全部沈んでいる物体を、深さ 1 m から 3 m まで沈めた。浮力はどうなる?

答えと解説

正解:変わらない

浮力 = 下面と上面の水圧の差 × 面積 = ρVg。深さが変わっても差は同じなので、浮力は変わらない。

問5考えてから見る

浮力が「押しのけた液体の重さ」に等しくなる理由を、水圧のちがいから説明しよう。

答えと解説

物体の下面は上面より深いので、下面の水圧の方が大きい。「下面の水圧 − 上面の水圧」は ρg × 物体の高さ で、これに底面積をかけると ρg × 体積 = 物体と同じ体積の水の重さ になる。これが浮力。

自分の答えに、次のことが入っていたかくらべてみよう

  • 下面の水圧が上面より大きい(深いから)と書いている
  • その差 × 面積 = ρVg = 同じ体積の水の重さ になると書いている