理科ラボ

中学2年 理科|鉄と硫黄

鉄と硫黄の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。計算はノートや紙でして、答えの数字だけを入れましょう。まちがえたらヒントが出ます。「類題」で数字を変えた問題を何回でも練習できます。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。画面の「類題」は毎回ちがう数字になります。

問1選んで答える10点

鉄と硫黄の混合物を加熱してできる物質は何か。

  1. ア 硫化鉄
  2. イ 酸化鉄
  3. ウ 鉄と硫黄の混合物のまま
答えと解説

答え:ア(硫化鉄)

鉄と硫黄が結びついて、硫化鉄ができます(鉄+硫黄→硫化鉄)。

よくあるまちがい:2種類以上の物質が結びついてできた物質=化合物。

問2図を見て選ぶ12点

鉄と硫黄を混ぜただけのAと、加熱したB。磁石を近づけると、強く引きつけられるのはどちらか。

  1. ア Bだけ
  2. イ Aだけ
  3. ウ AとBの両方
答えと解説

答え:イ(Aだけ)

Aには鉄がそのまま残っているので磁石につきます。Bは硫化鉄になり、鉄の性質を失っています。

よくあるまちがい:化学変化で別の物質になると、性質も変わる。

問3選んで答える12点

加熱したBにうすい塩酸を加えると発生する気体はどれか。

  1. ア 卵がくさったようなにおいの気体(硫化水素)
  2. イ においのない気体(水素)
  3. ウ 気体は発生しない
答えと解説

答え:ア(卵がくさったようなにおいの気体(硫化水素))

硫化鉄にうすい塩酸を加えると、卵がくさったようなにおいの硫化水素が発生します(有毒なので、においは手であおいでかぐ)。

よくあるまちがい:A(鉄)+塩酸→水素、B(硫化鉄)+塩酸→硫化水素。

問4計算12点

鉄7.0gと硫黄4.0gは、ちょうど過不足なく反応する。鉄14gとちょうど反応する硫黄は何gか。

答えと解説

答え:8g

  1. 14÷7=2倍
  2. 硫黄:4.0×2=8g

よくあるまちがい:反応する質量の比(鉄:硫黄=7:4)を使う。

問5計算12点

鉄14gと硫黄4gを混ぜて加熱した。できる硫化鉄は最大何gか。(鉄7.0gと硫黄4.0gで、硫化鉄11.0gができる)

答えと解説

答え:11g

  1. 硫黄がすべて反応する(もう一方は余る)
  2. 硫化鉄:11×4÷4=11g

よくあるまちがい:鉄と硫黄の質量をそのまま足さない。足りない方で、できる量が決まる。

問6計算14点

鉄10gと硫黄4gを混ぜて加熱し、硫黄をすべて反応させた。反応せずに残った鉄は何gか。(鉄と硫黄は質量の比7:4で反応する)

答えと解説

答え:3g

  1. 硫黄4gと反応する鉄:7×4÷4=7g
  2. 残った鉄:10−7=3g

よくあるまちがい:残った鉄の部分は、磁石につき、塩酸で水素を出す。

問7選んで答える10点

鉄と硫黄の混合物の一部を加熱して赤くなったら加熱をやめても、反応が全体に広がっていく。その理由はどれか。

  1. ア 磁石の力がはたらくから
  2. イ 空気中の酸素が入るから
  3. ウ 反応で熱が出て、その熱で次の部分が反応するから
答えと解説

答え:ウ(反応で熱が出て、その熱で次の部分が反応するから)

鉄と硫黄の反応は熱を出す反応(発熱反応)なので、出た熱で次々と反応が進みます。

よくあるまちがい:加熱をやめても進む=反応で熱が出ている。

問8記述18点

鉄と硫黄の「混合物」と、加熱してできた「硫化鉄」のちがいを、磁石を近づけたときのようすにふれて説明しなさい。

答えと解説

答えの例

混合物は、鉄と硫黄がそれぞれの性質を保ったまま混ざっているだけなので、鉄の性質で磁石に引きつけられる。硫化鉄は、鉄と硫黄が結びついてできた別の物質(化合物)で、鉄の性質を失っているので磁石に引きつけられない。

採点のポイント:混合物は性質を保ったまま混ざっている(磁石につく)/硫化鉄は別の物質(化合物)になり、磁石につかない

よくあるまちがい:混合物と化合物の決定的なちがいは「別の物質になったかどうか」。