理科ラボ

実験道具 / 中学2年 物理

クルックス管と電子線

クルックス管に電圧をかけて、-極から出る電子の流れ(電子線・陰極線)を見よう。十字形の金属板の影や、電極の+・-を入れかえたときのちがいから、電子線の性質がわかります。

使い方

3ステップ
  1. 電圧をかける「電圧」のつまみで、電極の間にかける電圧を変えます。
  2. +・-を入れかえる「電流の向きを変える」で、電極の+極と-極を入れかえます。
  3. 見る向きを変える図を左右にドラッグすると、管を回して横や斜めから見られます。「電子を表示」で電子の粒を表示します。

全3ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

電子線シミュレーター(クルックス管)
ドラッグで管を立体回転できます
左右ドラッグで回転
下の-極から上向きに電子線
陰極(-極)からのみ電子が飛び出し、途中の十字にぶつかった分だけ、蛍光板の影として現れる
向きを逆にすると(+極が陰極側になると)電子は出ない

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、ミッションの始めの状態になります。続きは自分で操作しよう。

ミッション 1

十字の影ができる

電圧をかけて、蛍光板に十字形の影ができるのを見る。

  1. 今は電圧が0です。
  2. 電圧のつまみを右に動かして、30kV以上にしよう。
  3. 蛍光板(管の広い側)に何が見える? 管を回して、横からも見よう。

見るところ-極から出る電子の流れと、蛍光板にできる十字の影。

やってみたら開こう:わかること

-極から、目に見えない電子の流れ(電子線・陰極線)が出て、まっすぐ進む。とちゅうの十字形の金属板にさえぎられた部分だけが蛍光板に影としてうつる。

ミッション 2

+と-を入れかえると?

電極の+極と-極を入れかえて、電子線のようすをくらべる。

  1. 今は左はしが-極です。十字の影を見ておこう。
  2. 「電流の向きを変える」を押そう。
  3. 電子はどこから出るようになった? 十字の影はできる?

見るところ電子が出てくる電極と、十字の影のようす。

やってみたら開こう:わかること

電子線は必ず-極から出る。+極と-極を入れかえると、電子が出る位置が変わり、十字の影はできなくなる。電子線は-の電気をもつ電子の流れだからである。

ミッション 3

電圧を大きくすると?

電圧の大きさを変えて、電子線のようすをくらべる。

  1. 今は電圧20kVです。電子の流れを見ておこう。
  2. 電圧を90kV以上にしよう。
  3. 電子の数や速さはどう変わった?

見るところ電圧と、電子の流れの勢い。

やってみたら開こう:わかること

電圧を大きくすると、電子が勢いよく飛び出す。電子線はクルックス管の中の気体の圧力を小さくして、大きな電圧をかけたときに観察できる。

この道具でわかること

わかること
電子線(陰極線)-極から出る電子の流れ。まっすぐ進む
影ができる電子線は物体にさえぎられ、蛍光板に影ができる
電子-の電気をもつ小さな粒子。電流の正体は電子の流れ

電子線は、上下の電極板に電圧をかけると+極側に曲がり、磁石を近づけても曲がります。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。