理科ラボ

実験道具 / 中学1年 化学

蒸留で混合物を分けよう

水とエタノールの混合物などを加熱して、出てくる気体を冷やして集めよう。温度のグラフと、集まる液体の変化から、沸点のちがいで物質を分けるしくみが見えてきます。

使い方

3ステップ
  1. 混合物を選ぶフラスコに入れる混合物を選び、加熱の強さを決めます。
  2. 加熱する「加熱開始」を押すと温度が上がり、出てきた気体が冷やされて試験管に集まります。
  3. 温度と液体を見る温度計の値・右の温度グラフ・試験管にたまる液体の色(成分)を見よう。

全4ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

蒸留シミュレーター
20.0 ℃
加熱を開始してください

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、フラスコに混合物が入ります。加熱するのは自分で。

ミッション 1

水とエタノールを分けよう

水とエタノールの混合物を加熱して、先に出てくる液体を集める。

  1. フラスコには水とエタノールの混合物が入っています。
  2. 「加熱開始」を押そう。
  3. 試験管に液体がたまり始めたときの温度は何℃くらい? たまった液体は何の色?

見るところ液体が出始めたときの温度と、最初にたまる液体の成分(色)。

やってみたら開こう:わかること

エタノールの沸点(約78℃)は水(100℃)より低いので、はじめはエタノールを多くふくむ液体が出てくる。液体を沸騰させて出てきた気体を冷やし、再び液体にして集める方法を蒸留という。

ミッション 2

温度グラフを最後まで見よう

水とエタノールの混合物を最後まで加熱して、温度の変化をグラフで見る。

  1. 「加熱開始」を押して、そのまま加熱を続けよう。
  2. グラフで、温度の上がり方がゆるやかになるところはどこ?
  3. 後半に出てくる液体の成分は、はじめとどうちがう?

見るところ温度の上がり方の変化と、後から集まる液体の成分。

やってみたら開こう:わかること

混合物では、温度は一定にならず、ゆるやかに上がっていく。はじめはエタノールの多い液体、温度が100℃近くになると水の多い液体が出てくる。沸点のちがいを利用して、混合物を分けることができる。

ミッション 3

塩水を蒸留すると?

塩水(食塩水)を加熱して、出てくる液体とフラスコに残るものを見る。

  1. フラスコには塩水が入っています。
  2. 「加熱開始」を押そう。
  3. 試験管にたまる液体と、フラスコに残る白い粒(食塩)を見よう。

見るところ試験管にたまる液体の成分と、フラスコに残るもの。

やってみたら開こう:わかること

食塩は沸騰しないので気体にならず、フラスコに残る。試験管には水だけが集まる。蒸留で、とけている固体と液体を分けることもできる。

ミッション 4

純粋な水は何℃で沸騰する?

水だけを加熱して、温度の変化を混合物とくらべる。

  1. フラスコには水だけが入っています。
  2. 「加熱開始」を押して、温度グラフを見よう。
  3. 沸騰が始まったあと、温度はどうなる? ミッション2のグラフとくらべよう。

見るところ沸騰しているあいだの温度。

やってみたら開こう:わかること

純粋な物質は、沸騰しているあいだ温度が一定(沸点)になる。水の沸点は100℃。混合物は沸点が一定にならない。

この道具でわかること

わかること
蒸留液体を沸騰させ、出てきた気体を冷やして再び液体にして集める方法
沸点のちがい沸点の低い物質(エタノール約78℃)を多くふくむ液体が先に出てくる
純物質と混合物純物質は沸騰中の温度が一定。混合物は一定にならない

実験で加熱するときは、沸騰石を入れ、火を消す前に出口の管を液体から出しておきます。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。