理科ラボ

実験道具 / 中学3年 物理

力の合成・分解

2つの力を1つにまとめる「合成」と、1つの力を2つの向きに分ける「分解」を、矢印を動かしながら確かめよう。平行四辺形の対角線が、合力になるようすが見えます。

使い方

3ステップ
  1. モードを選ぶ2つの力をまとめるときは「合力モード」、1つの力を分けるときは「分力モード」を選びます。
  2. 力の大きさと向きを決める大きさと向きはスライダーで変えます。矢印の先や点線の軸を、直接ドラッグしても動かせます。
  3. 合力・分力を表示「合力を表示」「分力を表示」を押すと、平行四辺形の作図と、その大きさが出ます。

全5ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

力の合成・分解
シミュレーター
力1 (F1)
大きさ60 N
向き30°
力2 (F2)
大きさ40 N
向き150°
向きは、矢印の先や点線の軸をドラッグするか、「向き」「角度」のスライダーで変えられます。大きさは「大きさ」のスライダーで変えます。

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、力が始めの状態になります。

ミッション 1

2つの力を合成する

F1とF2の合力を表示し、平行四辺形の作図を見る。

  1. 「合力を表示」を押そう。
  2. 点線とF1・F2で、どんな形ができている?
  3. F1の向きを変えると、合力はどう変わる?

見るところ合力の矢印と、F1・F2でできる平行四辺形。

やってみたら開こう:わかること

2つの力の合力は、2つの力を2辺とする平行四辺形の対角線で表される(力の平行四辺形の法則)。

ミッション 2

間の角度を広げると?

同じ大きさの2力の間の角度を広げ、合力の大きさの変化を見る。

  1. 今は間の角度が60°。合力の大きさを見ておこう。
  2. F1の向きのスライダーを30°にしよう(左右対称なので、間の角度は120°になる)。
  3. 合力の大きさは、F1・F2とくらべてどうなった?

見るところ間の角度と、合力の大きさの関係。

やってみたら開こう:わかること

2つの力の間の角度が大きいほど、合力は小さくなる。同じ大きさの2力で間の角度が120°のとき、合力はそれぞれの力と同じ大きさになる。

ミッション 3

2つの力をつり合わせる

合力が0になるように、2つの力を調節する。

  1. F1とF2の大きさと向きを調節しよう。
  2. 合力の大きさが0に近づくのは、どんなとき?

見るところ合力が0になるときの、2つの力の大きさと向き。

やってみたら開こう:わかること

2つの力が「一直線上にある」「向きが反対」「大きさが等しい」とき、合力は0になり、2つの力はつり合う。

ミッション 4

1つの力を分解する

力Fを、2本の軸の向きに分解する。

  1. 「分力を表示」を押そう。
  2. 力Fが対角線になる平行四辺形ができているか確かめよう。
  3. 軸の角度を変えると、分力はどう変わる?

見るところ力Fと、2つの分力でできる平行四辺形。

やってみたら開こう:わかること

1つの力を2つの向きに分けることを力の分解という。分力は、もとの力を対角線とし、2本の軸に沿った平行四辺形の2辺になる。

ミッション 5

軸の間を広げると?

真上向きの力を左右対称な2本の軸に分け、軸の間の角度と分力の大きさの関係を見る。

  1. 今は軸の間の角度が60°。分力の大きさを見ておこう。
  2. 軸1の角度スライダーを150°以上にしよう(軸2も対称に動く)。
  3. 分力の大きさは、もとの力(60N)とくらべてどうなった?

見るところ軸の間の角度と、分力の大きさの関係。

やってみたら開こう:わかること

分ける向きの間の角度が大きいほど、分力は大きくなる。120°をこえると、分力はもとの力より大きくなる(重い荷物を2人で持つとき、ひもを広げるほど大きな力が必要になる)。

この道具でわかること

わかること
力の合成2力を2辺とする平行四辺形の対角線が合力
2力の間の角度大きいほど合力は小さい
2力のつり合い一直線上・反対向き・同じ大きさで合力0
力の分解もとの力を対角線とする平行四辺形の2辺が分力
分ける向きの間の角度大きいほど分力は大きい

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。