理科ラボ

実験道具 / 中学3年 物理

てこと仕事の原理

左右のうでにおもりをつるして、てこがつり合う条件を見つけよう。支点からの距離とおもりの重さの関係が見えてきます。

使い方

3ステップ
  1. おもりをつるす左うで・右うでの「位置1〜5」の+/−で、おもり(1個10g)の数を変えます。位置1は支点から10cm、位置5は50cmです。
  2. 結果を見る「結果を見る(てこを動かす)」を押すと、てこが傾くか、つり合うかがわかります。おもりを変えると、てこは水平にもどります。
  3. くらべる右の表示で、左右の「重さ×距離」の合計(回すはたらき)をくらべよう。

全4ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

てこ×仕事の原理 シミュレーター

各位置の±ボタンでおもりを直接増減。「結果を見る」を押した時だけ、てこが実際に動きます。

① おもりを増減する

左うで

右うで

仕事の原理とは
支点から遠い位置ほど、少ない重さで大きなモーメント(回す働き)を生み出せます。てこを使うと必要な力は小さくなりますが、そのぶん動く距離は長くなり、 力の大きさ × 動いた距離 = 仕事の量 は、てこを使っても使わなくても変わりません。
おもりを乗せて「結果を見る」を押すと、てこの傾きとモーメントの計算がここに表示されます。

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、左うでにおもりがつるされた状態になります。右うでは自分で決めよう。

ミッション 1

てこをつり合わせよう

右うでにおもりをつるして、てこを水平につり合わせる。

  1. 左うでの位置2(20cm)に、おもりが2個(20g)つるしてあります。
  2. 右うでのどこかにおもりをつるして、「結果を見る」を押そう。
  3. つり合わなかったら、位置や数を変えてもう一度。つり合う組み合わせは1つだけかな?

見るところつり合ったときの、左右の「重さ×距離」の合計。

やってみたら開こう:わかること

てこは、左右の「おもりの重さ × 支点からの距離」の合計が等しいとき、つり合う。20g×20cm=400 なので、右は 10g×40cm でも 20g×20cm でも 40g×10cm でもつり合う。

ミッション 2

おもり1個でつり合わせよう

左うでの重いおもりを、右うでのおもり1個だけでつり合わせる。

  1. 左うでの位置1(10cm)に、おもりが5個(50g)つるしてあります。
  2. 右うでにおもりを1個だけつるして、つり合う位置をさがそう。

見るところ軽いおもりでつり合わせるには、支点からどのくらい離せばよいか。

やってみたら開こう:わかること

支点から遠いところほど、軽いおもりで大きな「回すはたらき」を出せる。50g×10cm=500、10g×50cm=500 で等しい。

ミッション 3

2か所に分けてつり合わせよう

右うでの2か所以上におもりを分けてつるし、つり合わせる。

  1. 左うでの位置5(50cm)に、おもりが2個(20g)つるしてあります(20g×50cm=1000)。
  2. 右うでの2か所以上におもりを分けてつるし、つり合わせよう。
  3. 計算してから置いてみよう。

見るところ右うでの「重さ×距離」を、1か所ずつ足した合計。

やってみたら開こう:わかること

おもりが何か所にあっても、それぞれの「重さ×距離」を足した合計どうしが等しければ、てこはつり合う。

ミッション 4

少ないおもりで下げてみよう

右うでのおもりの数を左より少なくして、右うでを下げる。

  1. 左うでの位置1(10cm)に、おもりが4個つるしてあります。
  2. 右うでのおもりを3個以下にして、「結果を見る」で右が下がるようにしよう。

見るところおもりの数が少ない側でも、てこが下がるのはどんなときか。

やってみたら開こう:わかること

てこがどちらに傾くかは、おもりの数(重さ)だけでは決まらない。「重さ × 支点からの距離」の大きい側が下がる。

この道具でわかること

わかること
つり合う条件左の「重さ×支点からの距離」の合計 = 右の「重さ×支点からの距離」の合計
支点から遠い位置軽いおもり(小さい力)でも、大きな回すはたらきになる
仕事の原理てこを使うと力は小さくてすむが、そのぶん動かす距離が長くなり、仕事の大きさ(力×距離)は変わらない

「重さ×距離」の回すはたらきは、高校では「力のモーメント」として学びます。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。