理科ラボ

実験道具 / 中学2年 物理

モーターのしくみ

磁石の間に置いたコイルに電流を流して、モーターが回るしくみを確かめよう。整流子をはずしたり、磁石の極を入れかえたりすると、回り方が変わります。

使い方

3ステップ
  1. 再生する「再生」を押すと、コイルに電流が流れて回り始めます。コイルの近くをドラッグすると、手で回すこともできます。
  2. 条件を変える整流子のON/OFF、磁石の極の入れかえ、電流の強さ、ブレーキの強さを変えられます。
  3. グラフを見る下のグラフで、電流の向き(オレンジ)と、回そうとする力(紫)の変化を見ます。

全4ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

⚙️ 電動機(モーター)のしくみ シミュレーター
再生ボタンでスタート
角度 θ:0°
回転速度:0 rpm
整流子の切替回数:0
状態:停止
※ コイル(ABCD)付近をドラッグすると手で回転させられます
グラフの見方: オレンジ=コイルに流れる電流の向き(+1/−1) / 紫=発生するトルク(回転させようとする力)
整流子ONではデッドポイント(θ=90°,270°)で電流がきっちり反転し、トルクが常にプラス側→連続回転。
整流子OFFでは電流の向きが変わらないため、デッドポイント付近で行ったり来たりの振動になる。

操作パネル

整流子(コミュテーター) ON:連続回転モード
図の見方(教科書スタイル)
辺 D-C と B-A:電流が流れ、力を受ける辺(赤い矢印=電流、緑の矢印=力)
辺 C-B と A-D:回転軸に平行な連結辺(力は発生しない)
点線:コイルの回転軸(シャフト)

整流子とブラシ
軸の下にある分割リングが整流子。固定されたブラシに接触しながら回転し、デッドポイントで接続が入れ替わることで電流の向きを反転させている。

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、モーターが止まって始めの状態になります。再生するのは自分で。

ミッション 1

モーターを回す

コイルに電流を流して、モーターを回し続ける。

  1. 「再生」を押そう。
  2. 赤い矢印(電流)と緑の矢印(力)の向きを見よう。
  3. 整流子の切替回数は、1回転で何回ふえる?

見るところ電流と力の向き、整流子が切りかわるタイミング。

やってみたら開こう:わかること

磁界の中のコイルに電流が流れると、コイルの辺が力を受けて回る。整流子が半回転ごとにコイルの電流の向きを切りかえるので、いつも同じ向きに回そうとする力がはたらき、モーターは回り続ける。

ミッション 2

整流子がないと?

整流子をOFFにして、コイルの動きを見る。

  1. 「再生」を押そう。
  2. コイルは回り続ける?
  3. グラフのオレンジ(電流の向き)は、ミッション1とどうちがう?

見るところコイルの動きと、電流の向き。

やってみたら開こう:わかること

整流子がないと電流の向きが変わらないので、半回転をこえると、回転と逆向きの力がはたらく。そのため、コイルは行ったり来たりして、やがて止まってしまう。

ミッション 3

磁石の極を入れかえる

回っている途中で磁石のN極とS極を入れかえ、回る向きを見る。

  1. 「再生」を押して、回る向きを確かめよう。
  2. 「磁石のN極・S極を入れ替え」を押そう。
  3. 回る向きはどうなった?

見るところ磁石の向きと、回る向きの関係。

やってみたら開こう:わかること

磁界の向きを逆にすると、コイルが受ける力の向きも逆になるので、モーターは逆向きに回る。電流の向きを逆にしても同じように逆に回る。

ミッション 4

電流を強くすると?

電流を強くして、回る速さの変化を見る。

  1. 電流0.6のまま「再生」して、回転速度(rpm)を見ておこう。
  2. 電流の強さを2.0以上にしよう。
  3. 回転速度はどう変わった?

見るところ電流の強さと、回転速度の関係。

やってみたら開こう:わかること

コイルに流れる電流が大きいほど、コイルが受ける力が大きくなり、モーターは速く回る。磁石を強くしたり、コイルの巻数を多くしたりしても、力は大きくなる。

この道具でわかること

わかること
回るしくみ磁界の中のコイルに電流が流れて力を受ける
整流子半回転ごとに電流の向きを切りかえ、同じ向きに回し続ける
回る向きを逆に電流の向き、または磁界の向きを逆にする
速く回すには電流を大きくする・磁石を強くする・コイルの巻数を多くする

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。