理科ラボ

実験道具 / 中学1年 化学

溶解度と再結晶

硝酸カリウム・塩化ナトリウム・ミョウバンを水100gにとかし、温度を変えて、とけ残りや出てくる結晶の量を調べよう。溶解度曲線と粒子のようすが連動します。

使い方

3ステップ
  1. 物質と量を決めるとかす物質と、水100gに入れる質量(g)を決めます。
  2. 温度を変える−5・−1・+1・+5 のボタンで温度を変えます。温度を入れて「指定温度へ」を押すと、ゆっくり冷やす(温める)こともできます。
  3. とけ残りを見る「析出量」とグラフの赤い棒が、とけきれずに出ている量(結晶)です。

全4ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

溶解度シミュレーター

水100gに、選んだ物質をとかします。

水溶液中の粒子の様子

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、ミッション用の水溶液になります。温度を変えるのは自分で。

ミッション 1

とけ残りをとかそう

20℃でとけ残った硝酸カリウムを、温めて全部とかす。

  1. 水100gに硝酸カリウム50gを入れました。20℃ではとけ残りがあります。
  2. +1・+5 のボタンで温度を上げよう。
  3. 何℃くらいで全部とけた? グラフの線(溶解度曲線)と棒の高さをくらべよう。

見るところとけ残りがなくなる温度と、溶解度曲線との関係。

やってみたら開こう:わかること

物質が水100gにとける限度の質量を溶解度という。硝酸カリウムは温度が高いほど溶解度が大きいので、温めると多くとける。溶解度曲線より下なら全部とける。

ミッション 2

冷やして結晶を取り出そう

60℃でとかした硝酸カリウムの水溶液を冷やして、結晶を出す。

  1. 水100gに硝酸カリウム60gが全部とけています(60℃)。
  2. 冷却操作の温度が20になっていることを確かめて、「指定温度へ」を押そう。
  3. 何℃くらいから結晶が出始めた? 20℃で出てきた結晶は何g?

見るところ結晶が出始める温度と、20℃での析出量。

やってみたら開こう:わかること

水溶液を冷やすと溶解度が小さくなり、とけきれなくなった分が結晶として出てくる(再結晶)。20℃の溶解度は約31.6gなので、60−31.6=約28.4gの結晶が出る。

ミッション 3

塩化ナトリウムでも同じ?

塩化ナトリウムのとけ残りを、温めてとかせるか調べる。

  1. 水100gに塩化ナトリウム40gを入れました(20℃)。
  2. 温度を80℃以上まで上げよう。
  3. とけ残りはなくなった? 溶解度曲線の形を硝酸カリウムとくらべよう。

見るところ温度を上げたときの、塩化ナトリウムの溶解度の変化。

やってみたら開こう:わかること

塩化ナトリウムは温度によって溶解度がほとんど変わらない。だから冷やしても結晶はあまり出てこない。塩化ナトリウムの結晶を取り出すには、水を蒸発させる。

ミッション 4

ミョウバンを全部とかすには?

ミョウバン30gを全部とかす温度を見つける。

  1. 水100gにミョウバン30gを入れました(20℃)。
  2. グラフの溶解度曲線で、30gの高さに線が来る温度を予想しよう。
  3. 温度を上げて、予想が合っているか確かめよう。

見るところ溶解度曲線が30gをこえる温度。

やってみたら開こう:わかること

溶解度曲線を読むと、ある量の物質を全部とかすのに必要な温度がわかる。ミョウバンは約45℃で30gとける。

この道具でわかること

わかること
溶解度水100gにとける物質の限度の質量。物質と温度によって決まる
溶解度曲線温度と溶解度の関係のグラフ。線より下の量なら全部とける
再結晶水溶液を冷やしたり水を蒸発させたりして、とけていた物質を結晶として取り出すこと

溶解度は教科書でよく使われる値(水100gあたり)を使っています。ミョウバンの値は結晶(水和物)の質量です。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。