理科ラボ

実験道具 / 中学2年 地学

前線と天気の変化

停滞前線・温暖前線と寒冷前線・閉塞前線を地図の上に置いて、暖気と寒気のようす、雲のでき方、風の向きを見よう。前線が通過するときの天気の変化も確かめられます。

使い方

3ステップ
  1. 前線を選ぶ「停滞前線」「温暖前線・寒冷前線」「閉塞前線」から選びます。
  2. 前線を動かす地図の上の前線や「低」をドラッグして動かします。「自動モード」にすると、低気圧が西から東へ移動します。
  3. 表示を切りかえる暖気・寒気、雲、地点1・地点2、風の表示を切りかえて、天気のようすを見ます。

全4ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

前線モード

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、ミッション用の天気図になります。続きは自分で操作しよう。

ミッション 1

停滞前線

寒気と暖気がぶつかって動かない前線のようすを見る。

  1. 「地点1を表示」にチェックを入れよう。
  2. 前線の線をドラッグして、上下に動かそう。
  3. 前線の北側と南側では、空気(寒気・暖気)と雲はどうなっている?

見るところ前線の両側の空気と、雲のでき方。

やってみたら開こう:わかること

寒気と暖気の勢力がほぼ同じとき、前線はほとんど動かない(停滞前線)。前線付近では雲ができて雨が続きやすい。つゆ(梅雨)や秋雨のころに見られる。

ミッション 2

温暖前線と寒冷前線

低気圧から東と西にのびる2つの前線と、風の向きを見る。

  1. 「風を表示」にチェックを入れよう。
  2. 低気圧の東側の前線と西側の前線では、記号の形はどうちがう?
  3. 2つの前線にはさまれた南側は、暖気・寒気のどちら?

見るところ前線の記号と、暖気・寒気の位置、風の向き。

やってみたら開こう:わかること

日本付近の低気圧では、東側に温暖前線(半円の記号)、西側に寒冷前線(三角の記号)ができやすい。2つの前線にはさまれた南側に暖気がある。

ミッション 3

前線が通過すると?

低気圧を移動させて、地点の上を前線が通過するようすを見る。

  1. 「自動モード」にチェックを入れよう。低気圧が西から東へ移動します。
  2. 地点1・地点2の上を、温暖前線・寒冷前線の順に通過するのを見よう。
  3. 前線が通過したあと、地点の空気は暖気・寒気のどちらに変わった?

見るところ前線が通過する前と後の、地点の空気と雲。

やってみたら開こう:わかること

温暖前線が通過すると暖気におおわれて気温が上がり、そのあと寒冷前線が通過すると寒気におおわれて気温が急に下がる。寒冷前線付近では積乱雲ができ、短い時間に強い雨が降りやすい。

ミッション 4

閉塞前線

寒冷前線が温暖前線に追いつくようすを見る。

  1. 寒冷前線をドラッグすると、温暖前線の線にそって動きます。
  2. 寒冷前線を温暖前線に近づけていこう。
  3. 2つの前線が重なった部分は何という前線?

見るところ2つの前線が重なってできる前線と、そのまわりの空気。

やってみたら開こう:わかること

寒冷前線は温暖前線より速く進むので、やがて追いついて重なり、閉塞前線ができる。閉塞前線ができると、暖気は上空におし上げられ、低気圧はやがておとろえる。

この道具でわかること

前線できる雲・天気/通過後
停滞前線前線付近で雨が続く(つゆ・秋雨)
温暖前線乱層雲などで広い範囲におだやかな雨/気温が上がる
寒冷前線積乱雲で短時間に強い雨・突風/気温が急に下がる
閉塞前線寒冷前線が温暖前線に追いついてできる

前線は、性質のちがう気団(寒気と暖気)の境界面(前線面)が地表と交わるところです。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。