理科ラボ

実験道具 / 中学2年 地学

等圧線と風の天気図

日本付近の地図に高気圧・低気圧を置いて、等圧線と地表付近の風の向きを調べよう。季節の気団を重ねると、季節ごとの天気図の形も見えてきます。

使い方

3ステップ
  1. 気圧の中心を置く「気圧配置」で高気圧・低気圧にチェックを入れると、地図に現れます。マーカーはドラッグで動かせます。
  2. 気圧を変えるつまみで中心の気圧(hPa)を変えると、等圧線(2hPaごと)が自動でかき直されます。
  3. 風と気団を見る「風向き矢印を表示」で地表付近の風の向きが、「気団」にチェックを入れると気団の位置が出ます。

全5ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

気圧配置

風向き

気団

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、ミッションの始めの天気図になります。続きは自分で操作しよう。

ミッション 1

高気圧と低気圧を置こう

地図に高気圧と低気圧を1つずつ置き、等圧線のようすを見る。

  1. 「気圧配置」の高気圧①と低気圧①にチェックを入れよう。
  2. 等圧線の数字を読んで、中心に近づくほど気圧がどう変わるか見よう。
  3. マーカーをドラッグして動かすと、等圧線はどう変わる?

見るところ高気圧・低気圧のまわりの等圧線の形と、気圧の数字。

やってみたら開こう:わかること

等圧線は気圧が等しいところを結んだ線。まわりより気圧が高いところが高気圧、低いところが低気圧で、中心を囲むように等圧線がかかれる。

ミッション 2

地表付近の風の向きは?

高気圧と低気圧のまわりの、地表付近の風の向きを調べる。

  1. 「風向き」の「風向き矢印を表示」にチェックを入れよう(北半球)。
  2. 高気圧のまわりと低気圧のまわりで、風がどちら向きにうずを巻いているか見よう。
  3. 南半球に切りかえると、どう変わる?

見るところ高気圧から出ていく風・低気圧に入っていく風の、回る向き。

やってみたら開こう:わかること

風は気圧の高いところから低いところへ向かって吹く。北半球の地表付近では、高気圧からは時計回りに吹き出し、低気圧へは反時計回りに吹きこむ。

ミッション 3

気圧の差と等圧線の間隔

低気圧の中心の気圧を下げて、等圧線の間隔の変化を見る。

  1. 低気圧①の中心気圧は 1004hPa です。等圧線の本数と間隔を見ておこう。
  2. 低気圧①のつまみで、中心気圧を 980hPa 以下に下げよう。
  3. 等圧線の間隔と、風の矢印はどう変わった?

見るところ中心付近の等圧線の間隔(混み具合)。

やってみたら開こう:わかること

気圧の差が大きいほど、等圧線の間隔がせまくなる。等圧線の間隔がせまいところほど、強い風が吹く。

ミッション 4

冬の天気図をつくろう

西に高気圧、東に低気圧を置き、冬によく見られる気圧配置をつくる。

  1. 高気圧①と低気圧②にチェックを入れ、高気圧を大陸側(左)、低気圧を東の海上(右)に置こう。
  2. 「気団」のシベリア気団にチェックを入れよう。
  3. 日本付近の風の矢印は、どの方位から吹いている? 等圧線は南北・東西どちらにのびている?

見るところ日本付近の等圧線の向きと、風の吹いてくる方位。

やってみたら開こう:わかること

冬は大陸にシベリア高気圧(シベリア気団)が発達し、東の海上に低気圧がある「西高東低」の気圧配置になりやすい。等圧線は南北にのびて混み合い、日本付近には北西の季節風が吹く。

ミッション 5

夏の天気図をつくろう

日本の南東に高気圧を置き、夏によく見られる気圧配置をつくる。

  1. 高気圧②にチェックを入れ、日本の南東(右下)の海上に置こう。
  2. 「気団」の小笠原気団にチェックを入れよう。
  3. 低気圧①を大陸側(左上)に置くと、日本付近の風はどの方位から吹く?

見るところ日本付近の風の吹いてくる方位。

やってみたら開こう:わかること

夏は日本の南東の太平洋に高気圧(小笠原気団)が発達する「南高北低」の気圧配置になりやすく、日本付近には南東の季節風が吹く。あたたかくしめった空気が入るので、むし暑くなる。

この道具でわかること

わかること
高気圧・低気圧まわりより気圧が高い(低い)ところ。等圧線が中心を囲む
風の向き気圧の高い方から低い方へ。北半球の地表では高気圧から時計回りに吹き出し、低気圧へ反時計回りに吹きこむ
等圧線の間隔せまいほど気圧の差が大きく、風が強い
季節の気圧配置冬:西高東低(北西の季節風)/夏:南高北低(南東の季節風)

風の向きは、等圧線に直角な向き(高→低)から北半球で右に45°曲げた簡単なモデルで表しています。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。