亜鉛板を、青い硫酸銅水溶液に入れた。どうなるか。
- ア 何も起こらない
- イ 亜鉛板に赤い銅が付き、青色がうすくなる
- ウ 亜鉛板から気体が出る
答えと解説
答え:イ(亜鉛板に赤い銅が付き、青色がうすくなる)
亜鉛が電子を放出して亜鉛イオンになり、その電子を銅イオンが受け取って銅になり、亜鉛板に付きます。
よくあるまちがい:イオンになりやすい金属が溶け、なりにくい金属が出てくる。
中学3年 理科|金属のイオンへのなりやすさ
この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。
定期テストくらいの問題です。答えると、正解とわけが出ます。記述や作図は、ノートや印刷した用紙に書いてから答えの例と見くらべましょう。
亜鉛板を、青い硫酸銅水溶液に入れた。どうなるか。
答え:イ(亜鉛板に赤い銅が付き、青色がうすくなる)
亜鉛が電子を放出して亜鉛イオンになり、その電子を銅イオンが受け取って銅になり、亜鉛板に付きます。
よくあるまちがい:イオンになりやすい金属が溶け、なりにくい金属が出てくる。
銅板を、硫酸亜鉛水溶液に入れた。亜鉛は出てくるか。
答え:ア(何も起こらない)
銅は亜鉛よりイオンになりにくいので、銅が電子を放出することはなく、変化は起こりません。
よくあるまちがい:なりにくい金属を、なりやすい金属のイオンの水溶液に入れても反応しない。
マグネシウムは亜鉛イオンの水溶液とも、銅イオンの水溶液とも反応した。亜鉛は銅イオンの水溶液と反応した。イオンになりやすい順はどれか。
答え:ウ(Mg > Zn > Cu)
マグネシウムはどちらとも反応、亜鉛は銅イオンと反応、銅はどちらとも反応しないので、Mg>Zn>Cuです。
よくあるまちがい:反応した=入れた金属の方がなりやすい。
亜鉛板を硫酸銅水溶液に入れたとき、亜鉛原子に起こった変化はどれか。
答え:イ(電子を2個放出して、亜鉛イオンになった)
Zn → Zn²⁺ + 2e⁻(電子)。亜鉛原子は電子を2個放出して、+の電気をもつ亜鉛イオンになります。
よくあるまちがい:陽イオンになる=電子を放出する。
亜鉛板を硫酸銅水溶液に入れたとき、銅イオンに起こった変化はどれか。
答え:ア(電子を2個受け取って、銅原子になった)
Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu。銅イオンは、亜鉛が放出した電子を受け取って銅原子になります。
よくあるまちがい:陽イオンが原子にもどる=電子を受け取る。
マグネシウム板を硫酸亜鉛水溶液に入れた。マグネシウム板の表面に付く物質はどれか。
答え:ウ(亜鉛)
マグネシウムは亜鉛よりイオンになりやすいので、マグネシウムが溶け、亜鉛イオンが電子を受け取って亜鉛になり、表面に付きます。
よくあるまちがい:出てくるのは、水溶液中にあったイオンの金属。
金属A・B・Cがある。Aの板をBのイオンの水溶液に入れるとBが出てきた。Cの板をAのイオンの水溶液に入れるとAが出てきた。イオンになりやすい順はどれか。
答え:イ(C > A > B)
Aの板からBが出た→A>B。Cの板からAが出た→C>A。あわせてC>A>Bです。
よくあるまちがい:金属が出てきた=板の金属の方がなりやすい。
銅板を硫酸亜鉛水溶液に入れても変化が起こらない理由を、「イオンへのなりやすさ」ということばを使って説明しなさい。
答えの例
銅は亜鉛よりイオンになりにくい。そのため銅原子が電子を放出して銅イオンになることはなく、亜鉛イオンが電子を受け取って亜鉛になることもないので、変化は起こらない。
採点のポイント:銅は亜鉛よりイオンになりにくい/銅が電子を放出しない(亜鉛イオンが亜鉛にならない)
よくあるまちがい:どちらがなりやすいかを、はっきり書く。