理科ラボ

中学2年 理科|熱分解

熱分解の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。計算はノートや紙でして、答えの数字だけを入れましょう。まちがえたらヒントが出ます。「類題」で数字を変えた問題を何回でも練習できます。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。画面の「類題」は毎回ちがう数字になります。

問1選んで答える10点

1種類の物質が、2種類以上の物質に分かれる化学変化を何というか。

  1. ア 化合
  2. イ 分解
  3. ウ 状態変化
答えと解説

答え:イ(分解)

分解です。加熱によって分解することを熱分解、電流によって分解することを電気分解といいます。

よくあるまちがい:分解(1→2以上)と化合(2以上→1)は逆。

問2図を見て選ぶ12点

炭酸水素ナトリウムを加熱し、出てきた気体を石灰水に通した。石灰水はどうなるか。

  1. ア 白くにごる
  2. イ 青くなる
  3. ウ 変化しない
答えと解説

答え:ア(白くにごる)

出てきた気体は二酸化炭素なので、石灰水が白くにごります。

よくあるまちがい:炭酸水素ナトリウム→炭酸ナトリウム+二酸化炭素+水。

問3選んで答える12点

炭酸水素ナトリウムを加熱すると、試験管の口の近くに液体がついた。この液体が水であることを確かめるには何を使うか。

  1. ア 石灰水
  2. イ フェノールフタレイン溶液
  3. ウ 塩化コバルト紙
答えと解説

答え:ウ(塩化コバルト紙)

塩化コバルト紙は、水にふれると青色から赤色(桃色)に変わります。

よくあるまちがい:水=塩化コバルト紙(青→赤)、二酸化炭素=石灰水。

問4選んで答える12点

加熱前の炭酸水素ナトリウムと、加熱後に残った白い固体(炭酸ナトリウム)を水にとかし、フェノールフタレイン溶液を加えた。濃い赤色になるのはどちらか。

  1. ア 加熱前の炭酸水素ナトリウム
  2. イ 加熱後の炭酸ナトリウム
  3. ウ どちらも同じ
答えと解説

答え:イ(加熱後の炭酸ナトリウム)

炭酸ナトリウムの方が水によくとけ、強いアルカリ性を示すので、濃い赤色になります。加熱前と後で別の物質になったことが分かります。

よくあるまちがい:性質がちがう=別の物質になった証拠。

問5図を見て選ぶ12点

黒い酸化銀を加熱すると、白っぽい固体が残り、気体が出た。出てきた気体に火のついた線香を入れるとどうなるか。

  1. ア 炎を上げて激しく燃える
  2. イ 火が消える
  3. ウ ポンと音を立てて気体が燃える
答えと解説

答え:ア(炎を上げて激しく燃える)

酸化銀は銀と酸素に分解します。酸素にはものを燃やすはたらきがあるので、線香が激しく燃えます。

よくあるまちがい:酸化銀→銀+酸素。

問6計算14点

酸化銀2.9gを完全に分解すると、銀2.7gが残る。酸化銀5.8gを完全に分解すると、何gの酸素が出ていくか。

答えと解説

答え:0.4g

  1. 酸化銀2.9gから出る酸素:2.9−2.7=0.2g
  2. 5.8÷2.9=2倍 → 0.2×2=0.4g

よくあるまちがい:残った銀の質量ではなく、出ていった酸素の質量を答える。

問7選んで答える10点

炭酸水素ナトリウムを加熱するとき、試験管の口を少し下げるのはなぜか。

  1. ア 気体を早く出すため
  2. イ できた水が加熱部分に流れて、試験管が割れるのを防ぐため
  3. ウ 石灰水を入れやすくするため
答えと解説

答え:イ(できた水が加熱部分に流れて、試験管が割れるのを防ぐため)

口の近くにたまった水が、熱い部分に流れこむと、急に冷えて試験管が割れるおそれがあります。

よくあるまちがい:加熱をやめる前に、ガラス管を石灰水からぬく(逆流防止)のも大切。

問8記述18点

ホットケーキをつくるとき、ふくらし粉(ベーキングパウダー)に炭酸水素ナトリウムが使われている。生地がふくらむ理由を、熱分解と結びつけて説明しなさい。

答えと解説

答えの例

焼くときの熱で炭酸水素ナトリウムが分解して、二酸化炭素(気体)が発生する。この気体が生地の中で泡になって広がるので、生地がふくらむ。

採点のポイント:加熱で炭酸水素ナトリウムが分解すること/発生した二酸化炭素(気体)で生地がふくらむこと

よくあるまちがい:ふくらませるのは、分解で出た気体(二酸化炭素)。