理科ラボ

中学2年 理科|温暖前線と寒冷前線

温暖前線と寒冷前線の標準問題

この教材のために作ったオリジナル問題です。入試過去問は掲載していません。

定期テストくらいの問題です。答えると、正解とわけが出ます。記述や作図は、ノートや印刷した用紙に書いてから答えの例と見くらべましょう。

印刷する PDFをダウンロード問題解答解説

印刷・PDFの問題は数字が固定されています(だれが印刷しても同じ問題で、解答と合います)。

問1選んで答える10点

性質のちがう空気のかたまり(気団)が接している境目が、地表と交わる所を何というか。

  1. ア 等圧線
  2. イ 前線
  3. ウ 高気圧
答えと解説

答え:イ(前線)

前線です。暖気と寒気の境目の面を前線面といい、前線面が地表と交わる線が前線です。

よくあるまちがい:前線面(空中の面)と前線(地表の線)。

問2図を見て選ぶ12点

温暖前線で、暖気はどのように動くか。

  1. ア 寒気の上をゆるやかにはい上がる
  2. イ 寒気の下にもぐりこむ
  3. ウ 寒気におし上げられて急に上昇する
答えと解説

答え:ア(寒気の上をゆるやかにはい上がる)

温暖前線では、暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がるので、広い範囲に層状の雲ができます。

よくあるまちがい:温暖前線=暖気がはい上がる、寒冷前線=寒気がもぐりこむ。

問3図を見て選ぶ12点

寒冷前線付近にできやすい雲と雨のふり方はどれか。

  1. ア 乱層雲・広い範囲におだやかな雨が長く続く
  2. イ 積乱雲・せまい範囲に強い雨が短い時間ふる
  3. ウ 雲はできず晴れる
答えと解説

答え:イ(積乱雲・せまい範囲に強い雨が短い時間ふる)

寒冷前線では暖気が急におし上げられて積乱雲ができ、せまい範囲に強い雨が短時間ふり、雷や突風をともなうこともあります。

よくあるまちがい:寒冷前線=積乱雲・強い雨・短時間。

問4図を見て選ぶ12点

寒冷前線が通過したあと、気温と風向はどうなりやすいか。

  1. ア 気温が下がり、風向は北よりになる
  2. イ 気温が上がり、風向は南よりになる
  3. ウ 気温も風向も変わらない
答えと解説

答え:ア(気温が下がり、風向は北よりになる)

寒冷前線が通過すると寒気におおわれるので気温が下がり、風向は南よりから北よりに変わります。

よくあるまちがい:温暖前線の通過後=気温が上がる・南より。

問5選んで答える12点

寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線を何というか。

  1. ア 停滞前線
  2. イ 梅雨前線
  3. ウ 閉そく前線
答えと解説

答え:ウ(閉そく前線)

寒冷前線の方が速く進むので、やがて温暖前線に追いついて閉そく前線ができます。

よくあるまちがい:寒冷前線は温暖前線より速く進む。

問6順に並べる14点

日本付近で、温帯低気圧が西から近づいて通過するとき、ある地点で起こる変化を順に並べなさい。

(寒冷前線が通過し、強い雨がふる・温暖前線が近づき、おだやかな雨が長く続く・気温が下がり、北よりの風になる・温暖前線が通過し、気温が上がる)

答えと解説

答え:温暖前線が近づき、おだやかな雨が長く続く → 温暖前線が通過し、気温が上がる → 寒冷前線が通過し、強い雨がふる → 気温が下がり、北よりの風になる

温帯低気圧は、東側に温暖前線、西側に寒冷前線をともなって西から東へ進むので、温暖前線→寒冷前線の順に通過します。

よくあるまちがい:西から東へ進むので、東側にある温暖前線が先に来る。

問7選んで答える10点

温暖前線と寒冷前線にはさまれた地域の空気はどれか。

  1. ア 暖気
  2. イ 寒気
  3. ウ どちらでもない
答えと解説

答え:ア(暖気)

温帯低気圧の南側の、温暖前線と寒冷前線にはさまれた地域は暖気におおわれ、比較的気温が高くなります。

よくあるまちがい:2つの前線の間=暖気(暖域)。

問8記述18点

温暖前線と寒冷前線では、雨のふり方がちがう。その理由を、暖気の上昇のしかたと雲の種類にふれて説明しなさい。

答えと解説

答えの例

温暖前線では、暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がるので、広い範囲に乱層雲などの層状の雲ができ、おだやかな雨が長く続く。寒冷前線では、寒気が暖気の下にもぐりこんで暖気を急におし上げるので、積乱雲ができ、せまい範囲に強い雨が短時間ふる。

採点のポイント:温暖前線:ゆるやかに上昇→層状の雲→おだやかな雨が長く/寒冷前線:急に上昇→積乱雲→強い雨が短時間

よくあるまちがい:上昇のしかた→雲の種類→雨のふり方、の順につなげる。