小学5年 理科|もののとけ方
水にとけたものは、どうなっている?
食塩やミョウバンを水にとかすと、見えなくなります。とけたものはどうなっているのでしょう。重さ・水の量・温度・とり出し方に注目して、予想してから4つのステップで確かめよう。
ステップ1
とかしたあとの重さは?
予想:水50gに食塩10gを入れて、すっかりとかした。全体の重さは何gになる?
とける量は、水50mLあたりの目安の数(教科書でよく使われる数を丸めたもの)です。
予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。
ためしてみよう
ここが大事
ステップのまとめ
もののとけ方のまとめ
| 調べたこと | 分かったこと |
|---|---|
| 重さ | とかしても全体の重さは変わらない(水+とかしたもの) |
| 水の量 | 水の量をふやすと、とける量もふえる(2倍なら約2倍) |
| 温度 | ミョウバンは温度を上げるととける量が大きくふえる。食塩はほとんど変わらない |
| とり出す | ミョウバンは冷やすと出てくる。食塩は水をじょう発させるととり出せる |
| 水50mLにとける量 | 20℃ | 40℃ | 60℃ |
|---|---|---|---|
| 食塩 | 約18g | 約18g | 約19g |
| ミョウバン | 約6g | 約12g | 約29g |
この図は、考えるためのモデルです。とける量は目安の数で、本物の実験では少しちがうことがあります。
大事な言葉
この単元でおぼえたいこと
たしかめ問題へ問題ページへ →実験道具:とける量と、つぶのとり出し方温度ととける量の関係を、中学校の内ようでためそう(中学向け) →動画で見る
はかせ・ハル・ピコといっしょに「なぜ?」を考える
小学校の理科の動画を、土曜日と日曜日の朝9時に1本ずつ出しています。
理科ラボの動画(YouTube)YouTube で見る →先生・保護者の方へ
このシミュレーターの使い方
授業での使い方(10〜15分)
- ステップ1は、電子てんびんで重さをはかる実験の前に予想させます。「見えなくなった食塩はどこへ?」と問いかけます。
- ステップ2・3は、すりきり1ぱいずつとかしていく実験の結果をまとめるのに使えます。「ためしてみよう」で食塩とミョウバンをくらべます。
- ステップ4は、ろ過した液を冷やす実験や、じょう発させる実験の前に、どうすればとり出せるかを考えさせるのに使えます。
子どもがよく考えるまちがい
- 「とけると重さがなくなる」…ステップ1で、はかりの数字が変わらないことを見せます。
- 「かきまぜれば、いくらでもとける」…とける量には限りがあります。
本物の実験をするときの注意
- 保護めがねをかけて実験します。
- 湯を使うときは、やけどに気をつけます。ビーカーはかわいたぞうきんなどで持ちます。
- じょう発させる実験では、熱したじょう発皿にさわりません。液が飛び散ることがあるので、顔を近づけません。
家で使うときは、コップの水に食塩を少しずつとかし、とけ残りが出るまで何ばいとけるかを数えてみてください。
実験のあとに読む
見えなくなっても、なくなっていない
何を比べる?
とかす前と後の重さ、水の量ととける量、温度ととける量、冷やしたときのようすを、食塩とミョウバンでくらべます。
結果をどう考える?
とけたものは見えなくなっても、水の中にあります。とける量には限りがあり、水の量や温度で変わります。とけ方は、ものによってちがいます。
まちがえやすい点・モデルの条件
「温度を上げれば、どんなものもたくさんとける」と考えやすいので注意しよう。食塩はほとんど変わりません。とける量は目安の数です。
制作:現役の理科教員 / 制作の考え方