小学6年 理科|水よう液の性質
水よう液は、どうやってなかま分けできる?
見た目が同じ、すきとおった水よう液。リトマス紙・蒸発・金属を入れる実験で、なかま分けしてみよう。予想してから、4つのステップで確かめます。
ステップ1
うすい塩酸は、何性?
予想:うすい塩酸を、青色リトマス紙と赤色リトマス紙につけた。どうなる?
5つの水よう液:うすい塩酸・炭酸水・食塩水・石灰水・うすいアンモニア水。
予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。
ためしてみよう
ここが大事
ステップのまとめ
水よう液の性質のまとめ
| 水よう液 | リトマス紙 | なかま | 蒸発させると | とけている物 |
|---|---|---|---|---|
| うすい塩酸 | 青→赤 | 酸性 | 何も残らない | 気体(塩化水素) |
| 炭酸水 | 青→赤 | 酸性 | 何も残らない | 気体(二酸化炭素) |
| 食塩水 | 変わらない | 中性 | 白い固体が残る | 固体(食塩) |
| 石灰水 | 赤→青 | アルカリ性 | 白い固体が残る | 固体(消石灰) |
| うすいアンモニア水 | 赤→青 | アルカリ性 | 何も残らない | 気体(アンモニア) |
うすい塩酸は、アルミニウムや鉄をあわを出してとかす。とけた液を蒸発させて出てくる物は、もとの金属とはちがう物。
この図は、考えるためのモデルです。蒸発や金属がとける時間は短くしています。においを調べるときは、手であおいでかぎます。
大事な言葉
この単元でおぼえたいこと
確認問題へ問題ページへ →動画で見る
はかせ・ハル・ピコといっしょに「なぜ?」を考える
小学校の理科の動画を、土曜日と日曜日の朝9時に1本ずつ出しています。
理科ラボの動画(YouTube)YouTube で見る →先生・保護者の方へ
このシミュレーターの使い方
授業での使い方(10〜15分)
- ステップ1・2で、リトマス紙の色の変わり方を確かめてから、「ためしてみよう」で5つの水よう液をなかま分けさせます。結果をノートの表にまとめると、まとめの表と見くらべられます。
- ステップ3は、蒸発の実験の前に「何が残るか」を予想させるのに使えます。気体がとけている、という考えにつなげます。
- ステップ4のあと、「とけたアルミニウムはどこへ行った?」と問いかけ、蒸発させて出てくる物を調べる実験につなげます。
子どもがよく考えるまちがい
- 「蒸発させて何も残らない=何もとけていない」…気体がとけていることを、炭酸水のあわと結びつけます。
- 「塩酸にとけたアルミニウムは、蒸発させるともとのアルミニウムにもどる」…出てきた物に塩酸を加えても、あわを出さないことで別の物だと分かります。
本物の実験をするときの注意
- 保護めがねをかけ、水よう液が手についたらすぐに水で洗います。
- においは、直接かがずに手であおいでかぎます。
- 塩酸に金属をとかす実験や蒸発の実験は、かん気をよくして行います。熱した蒸発皿にはさわりません。
家で使うときは、薬品を使った実験はせず、このシミュレーターで見るだけにしてください。
実験のあとに読む
見た目が同じ水よう液を、なかま分けする
何を比べる?
リトマス紙の色の変化、蒸発させたあとに残る物、金属を入れたときの変化をくらべます。
結果をどう考える?
リトマス紙で酸性・中性・アルカリ性に分けられます。蒸発させて何も残らない水よう液には、気体がとけています。うすい塩酸は金属をとかし、とけた金属は別の物に変わります。
まちがえやすい点・モデルの条件
「すきとおっている=水と同じ」と考えやすいので注意しよう。見た目が同じでも、とけている物によって性質がちがいます。この図では、反応の時間を短くしています。
制作:現役の理科教員 / 制作の考え方