中学3年 理科|進化の証拠
働きが違っても、同じ骨の並び?
哺乳類・両生類・爬虫類・鳥類・魚類の前肢や胸びれと、始祖鳥の特徴を比べよう。
進化の証拠の観察
予想中骨の比較では、橙:上腕、青:前腕、緑:手首・手・指。魚のひれの先は灰色で区別。始祖鳥は特徴を説明する復元模式図です。
操作前に予想
形や働きが違っても、対応する骨の並びは見つかる? ひれのすじは指の骨と同じ?
観察してわかったこと
実物標本を写した図ではなく、対応関係を見る模式図です。骨の細部・関節・指骨数は一部省略。カエルの前腕は橈骨と尺骨が癒合しています。魚類は同じ骨格ではなく、古代の肉鰭類と条鰭類を分けて示します。魚の鰭条を指として色分けしません。現生の動物同士がそのまま祖先・子孫という意味ではありません。始祖鳥の姿勢・羽毛の色は説明用の復元です。
確かめよう
働きが違っても、同じ骨の並び?
哺乳類・両生類・爬虫類・鳥類の前肢では、形・長さ・指の数や癒合が異なっても、対応する骨の配置が見られます。共通の祖先から受け継いだつくりを比較します。
カエルでは前腕の2本の骨が癒合し、ハトの手にも骨の癒合・指の縮小が見られます。骨がすべて同じ本数・同じ形である必要はありません。
ユーステノプテロンは古代の肉鰭類の魚です。胸びれの内部に上腕骨・橈骨・尺骨に対応する骨がありますが、四肢動物のような指はありません。条鰭類のひれ全体を、ヒトの手の骨と一対一には対応させません。
始祖鳥には羽毛のある翼と、歯・翼の指の爪・長い骨の尾という特徴が共存します。現在の鳥類も爬虫類の系統に含まれます。「鳥と爬虫類が半分ずつ」という意味ではありません。
左右の並びは進化の順番ではありません。化石・体の構造・発生・遺伝情報などの証拠を合わせて進化を考えます。
重要語句
この単元で覚えたいこと
観察のあとに読む
進化の証拠を説明しよう
何を比べる?
形や働きが違っても、対応する骨の並びは見つかる? ひれのすじは指の骨と同じ?
結果をどう考える?
哺乳類・両生類・爬虫類・鳥類の前肢では、形・長さ・指の数や癒合が異なっても、対応する骨の配置が見られます。共通の祖先から受け継いだつくりを比較します。
カエルでは前腕の2本の骨が癒合し、ハトの手にも骨の癒合・指の縮小が見られます。骨がすべて同じ本数・同じ形である必要はありません。
ユーステノプテロンは古代の肉鰭類の魚です。胸びれの内部に上腕骨・橈骨・尺骨に対応する骨がありますが、四肢動物のような指はありません。条鰭類のひれ全体を、ヒトの手の骨と一対一には対応させません。
始祖鳥には羽毛のある翼と、歯・翼の指の爪・長い骨の尾という特徴が共存します。現在の鳥類も爬虫類の系統に含まれます。「鳥と爬虫類が半分ずつ」という意味ではありません。
左右の並びは進化の順番ではありません。化石・体の構造・発生・遺伝情報などの証拠を合わせて進化を考えます。
モデルの条件
実物標本を写した図ではなく、対応関係を見る模式図です。骨の細部・関節・指骨数は一部省略。カエルの前腕は橈骨と尺骨が癒合しています。魚類は同じ骨格ではなく、古代の肉鰭類と条鰭類を分けて示します。魚の鰭条を指として色分けしません。現生の動物同士がそのまま祖先・子孫という意味ではありません。始祖鳥の姿勢・羽毛の色は説明用の復元です。
学習内容の参考:英国自然史博物館:初期の鳥と始祖鳥。図・設問・解説は本教材用に独自に作成しています。
比較図の参考:テキサス大学 DigiMorph:ユーステノプテロンの胸びれ
比較図の参考:カリフォルニア大学バークレー校:手首・手の骨の比較
解説更新:2026年10月2日
制作の考え方・参考資料と教材の位置づけ