理科ラボ

生物基礎|遺伝子とそのはたらき(1)DNA の構造

DNA は、A-T・G-C の塩基対でつながった二重らせん

遺伝子の本体である DNA は、4 種類の塩基をもつヌクレオチドが長くつながった鎖が 2 本、塩基どうしで結びついた二重らせんです。塩基の並び方が遺伝情報になります。中学のふり返りから始めて、予想してから5つのステップで確かめよう。

ことばの準備

さきに知っておくこと

    ステップ1

    遺伝子の本体は何という物質?

    予想:親から子へ受けつがれる遺伝子。その本体の物質は?

    塩基の色:赤=A、黄=T、緑=G、青=C。灰色の線=糖とリン酸の鎖。点線=塩基どうしの結合。

    予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。

    公式

    この単元の式

    名前式ことばで言うと・単位
    塩基対A - T、G - C相手は必ず決まっている一方の鎖が ATGC なら、もう一方は TACG
    塩基の割合A = T、G = Cペアの数は同じA 30 % → T 30 %、G = C = 20 %
    遺伝情報塩基の並び方(塩基配列)4 種類の文字で書かれた文ヒトの DNA は約 30 億塩基対(1 セット)

    ある鎖の A・T・G・C の数が分かれば、相補性から相手の鎖の数も分かる。

    重要語句

    この単元でおさえること

    確認問題へ問題ページへ →実験道具:メンデルの法則遺伝子がどのように子に受けつがれるか調べよう →

    実験のあとに読む

    なぜ塩基がペアになっていることが大切なのか

    何を比べる?

    細胞の中の DNA、ヌクレオチドと塩基、2 本の鎖の塩基の並び、塩基の割合、DNA の長さを比べます。

    結果をどう考える?

    A は必ず T と、G は必ず C と組むので、一方の鎖の並びが決まれば、もう一方の鎖の並びも自動的に決まります。だから DNA の 2 本の鎖をほどいてそれぞれを手本にすれば、まったく同じ DNA をもう 1 つつくることができます。これが、細胞が分裂するたびに遺伝情報を正確に受けわたせる理由です。

    まちがえやすい点・モデルの条件

    「DNA はとても小さいので短い」はまちがいです。ヒトの細胞 1 個の DNA はのばすと約 2 m もあり、ヒストンに巻きついて小さな核の中におさまっています。

    制作:現役の理科教員 / 制作の考え方