理科ラボ

実験道具 / 中学3年 物理

運動エネルギー(くぎ打ち)

動いているおもりをくぎにぶつけて打ちこみ、速さや質量を変えたときの打ちこまれる量をくらべよう。運動エネルギーが何で決まるかが、記録から見えてきます。

使い方

3ステップ
  1. おもりを決めるぶつかるときの速さ v と質量 m を決めます。体積は結果に関係しません。
  2. ぶつける「おもりをぶつける!」を押すと、くぎが木材に打ちこまれます。押すたびにくぎは元にもどります。
  3. 記録をくらべる「打ち込み記録」とグラフで、速さ・質量と打ちこまれる量の関係をくらべます。

全3ミッション。もちろん、自由に組み立ててもOK。

🔨 運動エネルギーシミュレーター — おもりをぶつけて釘を打ち込もう

① おもりの設定

密度: 375 kg/m³(球の大きさ・色に反映)
💡 体積を変えると球の大きさ・密度が変わりますが、釘の打ち込みには影響しません。運動エネルギーは「½ × 質量 × 速さ²」だけで決まるからです。

② 壁(木材)の設定

抵抗力が大きい(硬い木材)ほど、同じ運動エネルギーでも釘は打ち込まれにくくなります。

③ 操作

「ぶつける」を押すたびに釘は50cmの状態に戻ってから打たれます。速さや質量を変えて、1回ごとの打ち込み量を比べてみよう。
準備完了

④ 予測 & 結果

運動エネルギー E=½mv²0.0 J
今回の予測打ち込み量0.0 cm
今回の打ち込み量0.0 cm(1回の最大 50 cm = 釘の全長)
式: E = ½×m×v² [J] 、 Δd = E ÷ F [m]

衝突・打ち込みのようす

打ち込み記録

回数v(m/s)m(kg)E(J)Δd(cm)

回ごとの打ち込み量

やってみよう

ミッションに挑戦

上から順に進めると、少しずつわかるようになっています。「このミッションを始める」を押すと、記録が消えて始めの条件になります。ぶつけるのは自分で。

ミッション 1

速さを2倍にすると?

同じ質量のおもりを、速さを変えてぶつけ、打ちこまれる量をくらべる。

  1. 今の条件(速さ2.0m/s)でぶつけよう。
  2. 速さを4.0m/sにして、もう一度ぶつけよう。
  3. 打ちこまれる量は何倍になった?

見るところ速さと打ちこまれる量の関係。

やってみたら開こう:わかること

速さが大きいほど運動エネルギーは大きい。運動エネルギーは速さの2乗に比例するので、速さを2倍にすると打ちこまれる量は4倍になる。

ミッション 2

質量を変えると?

同じ速さで、質量のちがうおもりをぶつけてくらべる。

  1. 今の条件(質量2.0kg)でぶつけよう。
  2. 質量を4.0kgにして、もう一度ぶつけよう。
  3. 打ちこまれる量はどうなった?

見るところ質量と打ちこまれる量の関係。

やってみたら開こう:わかること

運動エネルギーは質量に比例する。質量を2倍にすると、打ちこまれる量も2倍になる。

ミッション 3

かたい木材では?

木材の抵抗力を大きくして、打ちこまれる量をくらべる。

  1. 木材の抵抗力を1500N以上にしよう。
  2. おもりをぶつけよう。
  3. 打ちこまれる量はどう変わった?

見るところ抵抗力と打ちこまれる量の関係。

やってみたら開こう:わかること

運動エネルギーはくぎを打ちこむ仕事に使われる。木材がかたいほど、同じエネルギーでも打ちこまれる距離は短くなる。

この道具でわかること

わかること
運動エネルギー運動している物体がもつエネルギー
速さ速さの2乗に比例して大きくなる(2倍→4倍)
質量質量に比例して大きくなる
仕事エネルギーはくぎを打ちこむ仕事(力×距離)に使われる

運動エネルギー[J]= 1/2 × 質量[kg]×(速さ[m/s])²(高校で学ぶ式)。

この実験道具は、現役の理科の先生が作ったシミュレーターを、作者の許可を得て理科ラボ向けに編集したものです。値や動きは学習用の模型で、実際の実験の結果と同じになるとは限りません。