中学3年 理科|水溶液とイオン

水に溶ければ、どれも電流が流れる?

塩酸・食塩水など10種類の水溶液と蒸留水を比べ、電流と粒子を結びつけよう。

水溶液とイオンの観察

予想中
水に溶ければ、どれも電流が流れる?食塩・砂糖・エタノールを比べ、電流と水溶液中の粒子を結びつけよう。

拡大図の丸は溶けた粒子のモデル。+と−は電気の種類で、水溶液の実際の色ではありません。

操作前に予想

どの水溶液で電流が流れる? 水に溶けた粒子には、どんな違いがあるだろう?

中学校で扱う例を比較します。どれも溶けた部分の模型で、濃度・電流・電離の割合は計算しません。石灰水は水酸化カルシウムが溶けた上澄みです。酢酸やアンモニアは一部がイオンになり、分子も残ります。蒸留水だけは水分子を示し、水溶液の溶媒や水の微弱な電離は省略します。電極反応は扱いません。薬品・通電実験を家庭でまねしないでください。

確かめよう

どの水溶液で電流が流れる? 水に溶けた粒子には、どんな違いがあるだろう?

重要語句

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溶けることと電流が流れること

何を比べる?

塩酸・食塩水など10種類の水溶液と、比較用の蒸留水を比べます。どれも水と混ざって見えますが、水溶液中の粒子の状態は同じではありません。見た目の透明さだけで電流の流れやすさは判断できません。

結果をどう考える?

水に溶けたとき、水溶液が電流を通す物質を電解質といいます。塩化ナトリウム、塩化水素、水酸化ナトリウム、塩化銅などがあります。

食塩水の中では、ナトリウムイオンNa⁺と塩化物イオンCl⁻が別々に存在します。動けるイオンが電気を運びます。

砂糖やエタノールはイオンに分かれず分子のまま溶けます。酢酸は一部が電離し、アンモニアは一部が水と反応してNH₄⁺とOH⁻になります。蒸留水もごくわずかに電離しますが、学校の実験では電流をほとんど確認できません。溶けることと電流を通すことは別です。

間違えやすい点・モデルの条件

粒子の丸や色は説明用です。粒子数から実際の濃度や電流の値を読み取ることはできません。水そのものの微弱な電離や電極での反応は省略しています。家庭のコンセントなどを使った通電実験はしないでください。

制作:中学校の理科教員 / 解説更新:2026年9月13日
制作の考え方・参考資料と教材の位置づけ