小学6年 理科|てこのはたらき
てこで、小さい力で持ち上げるには?
棒を使うと、重い物も小さい力で持ち上げられます。どこをおすと楽になるのか、実験用てこがつり合うのはどんなときかを、予想してから4つのステップで確かめよう。
ステップ1
力点を支点から遠くすると?
予想:棒を使って、砂ぶくろを持ち上げる。力点(手でおす所)を支点から遠くすると、手ごたえはどうなる?
目もりは、支点からのきょりです。おもり1こは10gです。
予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。
ためしてみよう
ここが大事
ステップのまとめ
てこのはたらきのまとめ
| 変えること | 手ごたえ |
|---|---|
| 力点を支点から遠くする | 小さくなる(軽くなる) |
| 作用点を支点に近づける | 小さくなる(軽くなる) |
| 実験用てこ | つり合うとき |
|---|---|
| きまり | 左の(おもりの重さ×目もり)= 右の(おもりの重さ×目もり) |
| 例 | 20g×4=80 と 40g×2=80 → つり合う |
この図は、考えるためのモデルです。棒やうでの重さは考えていません。本物の実験用てこは、はじめに何もつるさないで水平になるように合わせてから使います。
大事な言葉
この単元でおぼえたいこと
確認問題へ問題ページへ →実験道具:てこと仕事の原理おもりを自由につるして、つり合う組み合わせをたくさんさがそう →動画で見る
はかせ・ハル・ピコといっしょに「なぜ?」を考える
小学校の理科の動画を、土曜日と日曜日の朝9時に1本ずつ出しています。
理科ラボの動画(YouTube)YouTube で見る →先生・保護者の方へ
このシミュレーターの使い方
授業での使い方(10〜15分)
- 大画面にして、ステップ1の図を映します。「どこをおすと楽になる?」と聞き、子どもに予想を手であげてもらってから、答えを選びます。
- 図が動いて手ごたえが出たら、「ためしてみよう」で力点を動かし、どう変わるかを言葉にしてもらいます。
- ステップ3・4は、本物の実験用てこの実験の前後に使えます。前に使うと予想づくりに、後に使うと結果の確かめになります。
- 最後に「まとめ」を映して、ノートに書かせます。確認問題(5問)は、宿題やふり返りにも使えます。
子どもがよく考えるまちがい
- 「おもりの重さが左右で同じならつり合う」…ステップ4で、重さも目もりもちがうのにつり合う例を見せると気づきやすくなります。
- 「長い棒なら、どこをおしても楽」…力点と支点のきょりが大事だと、ステップ1でくらべます。
本物の実験をするときの注意
- 実験用てこは、何もつるさないで水平になっているかを、はじめに確かめます。
- おもりは1つの目もりに重ねてつるし、落ちないようにしっかりかけます。手や足の上に落とさないようにします。
- 棒のてこで砂ぶくろを持ち上げるときは、まわりに人がいないことを確かめ、急に手をはなさないようにします。
家で使うときは、保護者の方といっしょに、ほうきやものさしを使った「てこ遊び」をしてから見ると、つながりが分かりやすくなります。
実験のあとに読む
てこのきまりを、くらしにつなげよう
何を比べる?
同じ砂ぶくろを持ち上げるとき、力点や作用点の位置を変えて、手ごたえをくらべます。実験用てこでは、おもりの重さと支点からの目もりを変えて、水平につり合う組み合わせをくらべます。
結果をどう考える?
力点が支点から遠いほど、また作用点が支点に近いほど、小さい力ですみます。実験用てこは、左右の「重さ×目もり」が同じになるとつり合います。はさみ・くぎぬき・せんぬき・ピンセットなど、身の回りの道具にもてこのしくみが使われています。
まちがえやすい点・モデルの条件
「重さが左右で同じならつり合う」「目もりが左右で同じならつり合う」と考えやすいので注意しよう。重さと目もりの両方を見ます。この図では、棒やうでの重さは考えていません。
制作:現役の理科教員 / 制作の考え方