理科ラボ

生物基礎|遺伝子とそのはたらき(4)ゲノムと遺伝子

ゲノムは遺伝情報の 1 セット。遺伝子はその中のごく一部

生物が生きるのに必要な遺伝情報の 1 セットをゲノムといいます。ヒトのゲノムは約 30 億塩基対ですが、タンパク質を指定する遺伝子の部分はそのごく一部です。中学のふり返りから始めて、予想してから5つのステップで確かめよう。

ことばの準備

さきに知っておくこと

    ステップ1

    遺伝子はどこにある?

    予想:遺伝子は、細胞のどこにある?

    染色体の赤=母親由来、青=父親由来。帯の赤=タンパク質を指定する部分。

    予想を選ぶと、ここで条件を変えられるようになります。

    公式

    この単元の式

    名前式ことばで言うと・単位
    ヒトのゲノム約 30 億塩基対・遺伝子 約 2 万1 セットの大きさ体細胞の DNA は 2 セットで約 60 億塩基対
    染色体の数体細胞 2n = 46、卵・精子 n = 23n は 1 セット分の数相同染色体は 23 対
    遺伝子の割合タンパク質を指定する部分 約 1.5 %ゲノムのごく一部残りは調節領域など

    ゲノムの大きさ・遺伝子の数・染色体の数は、生物の複雑さとは比例しない。

    重要語句

    この単元でおさえること

    確認問題へ問題ページへ →実験道具:メンデルの法則対になった遺伝子が、子にどう受けつがれるか調べよう →

    実験のあとに読む

    なぜ体細胞にはゲノムが 2 セットあるのか

    何を比べる?

    染色体と遺伝子、生物ごとのゲノムの大きさ、ゲノムの中の遺伝子の部分、体細胞と卵・精子の染色体、ゲノムの大きさと生物を比べます。

    結果をどう考える?

    卵と精子は、それぞれゲノムを 1 セットずつもっています。受精すると 2 つが合わさり、母親由来と父親由来のゲノムを 1 セットずつ、合わせて 2 セットもつ受精卵になります。受精卵が体細胞分裂をくり返して体ができるので、体細胞はどれも 2 セットのゲノムをもちます。

    まちがえやすい点・モデルの条件

    「ゲノムが大きい生物ほど体のつくりが複雑」はまちがいです。パンコムギのゲノムはヒトの約 5 倍もあります。

    制作:現役の理科教員 / 制作の考え方