定期テスト対策 / 中学3年

中3 仕事とエネルギー
定期テスト前のまとめ

出やすいことを図で見直し、あやしいところは動かして確かめ、最後に問題を解く。この順番で、テスト前の短い時間に見直せるようにまとめました。

仕事 = 力 × 距離
  1. 図で読むあやしい図に印をつける
  2. 動かして確かめる印の単元を動かしてみる
  3. 確認問題(5問)まちがえたら解説を読む
  4. 標準問題(8問)計算まで解く

印はこの端末に残ります。テスト範囲は、学校の先生の案内を確認してください。

仕事と仕事率

理科の仕事は「力の向きに動いた距離」で決まります。疲れたかどうかとは別のものです。

20N 1m 力 20N 動いた距離 1m 20N × 1m = 20J 持ち上げる力は、箱の重さと同じ大きさ

仕事の計算

仕事〔J〕=力の大きさ〔N〕×力の向きに動いた距離〔m〕。単位はジュール。距離は cm を m に直して計算する。

持って止まる水平に運ぶ壁を押す 動いていない力は上・動きは横動いていない 0J0J0J

仕事が0になる場面

力を加えていても、力の向きに動かなければ仕事は0J。持ったまま水平に運ぶときの手の力は上向きで、動く向きと垂直。

引く力 5N 摩擦力 5N 2m 5N × 2m = 10J 一定の速さのときは、引く力と摩擦力が つり合っている

水平に引くときの仕事

一定の速さで引くとき、引く力は摩擦力と同じ大きさ。その力に、引いた距離をかける。物体の重さをかけない。

01234 02040 仕事(J)時間(s) B 20W A 10W

仕事率

仕事率〔W〕=仕事〔J〕÷かかった時間〔s〕。1秒あたりの仕事で、グラフでは傾きが急なほど大きい。同じ荷物を同じ高さへ上げれば、仕事は時間によらず同じ。

まちがえやすい点

×力を加えていれば、仕事をしている

○力の向きに動かなければ、仕事は 0J

×速く上げるほど、仕事が大きくなる

○大きくなるのは仕事率。仕事は時間によらない

1問チェック

質量 3kg の物体を 2m 持ち上げる仕事は?(100g の物体にはたらく重力を 1N とする)

60J。3kg の物体の重さは 30N なので、30 × 2 = 60 です。

重さ 50N の荷物を持ったまま、水平に 10m 歩いた。手の力がした仕事は?

0J。手の力は上向き、動いた向きは横で、力の向きには動いていません。

120J の仕事を 30 秒でした。仕事率は?

4W。120 ÷ 30 = 4 です。

動かして確かめる・問題を解く

仕事

力を加えていても、仕事が0になる?

仕事率

同じ仕事を速くすると、何が大きくなる?

道具と仕事の原理

道具で力は小さくできても、仕事は小さくなりません。力が半分なら、距離は2倍です。

20N 上がる 1m 引く力 20N 引く長さ 1m 20N × 1m = 20J

定滑車

力の大きさも距離も変わらず、力の向きだけを変えられる(下へ引くと荷物が上がる)。

20N 2本のひもで荷物を支える 上がる 1m 引く力 10N(半分) 引く長さ 2m(2倍) 10N × 2m = 20J 滑車とひもの重さは考えない

動滑車

2本のひもで支えるので、引く力は荷物の重さの半分。そのかわり、ひもを引く長さは荷物が上がる高さの2倍になる。

20N 引く力 10N 斜面 2m 高さ 1m 10N × 2m = 20J(20N × 1m と同じ)

斜面

斜面を使うと、引く力は小さくなるが、動かす距離は長くなる。摩擦を考えなければ、仕事は持ち上げるときと同じ。

30N 力 10N 支点 20cm60cm 荷物:30N で 10cm 上がる → 3J 押す側:10N で 30cm 下げる → 3J

てこ

支点から遠いところを押すと、力は小さくてすむ。そのぶん押し下げる距離は長くなり、仕事は変わらない(てこの重さは考えない)。

重さ20Nの荷物を高さ1mまで上げるとき滑車・ひもの重さや摩擦は考えない。斜面は長さ2mのとき。
方法引く力引く距離仕事
直接持ち上げる20N1m20J
定滑車20N1m20J
動滑車10N2m20J
斜面(長さ2m)10N2m20J

まちがえやすい点

×動滑車を使うと、仕事も半分になる

○力は半分、距離は2倍。仕事は同じ(仕事の原理)

×定滑車でも、引く力が半分になる

○定滑車で変わるのは力の向きだけ

1問チェック

重さ 40N の荷物を、動滑車で 3m 上げる。引く力・引く長さ・仕事は?

引く力 20N、引く長さ 6m、仕事 120J。20 × 6 = 120 で、直接持ち上げる 40 × 3 = 120 と同じです。

重さ 60N の荷物を、長さ 3m の斜面で高さ 1.5m まで上げる。斜面に沿って引く力は?(摩擦は考えない)

30N。仕事は 60 × 1.5 = 90J。斜面でも同じ 90J なので、90 ÷ 3 = 30 です。

動かして確かめる・問題を解く

動画で見直す

再生すると YouTube に移ります。

エネルギー

ほかの物体に仕事をする能力がエネルギー。形を変えても、全体の量は変わりません。

もとの条件高さ 2倍質量 2倍 沈む深さ 1沈む深さ 約2倍沈む深さ 約2倍

位置エネルギー

高い所にある物体がもつエネルギー。高いほど、質量が大きいほど大きい。

もとの条件速さ 2倍質量 2倍 動く距離 1約4倍約2倍

運動エネルギー

運動している物体がもつエネルギー。質量が大きいほど、速さが大きいほど大きい。速さが2倍で約4倍、3倍で約9倍になる。

ACB 一瞬止まる一瞬止まるいちばん速い 位置運動位置 位置 + 運動 = 力学的エネルギー 摩擦や空気の抵抗がなければ、どこでも同じ

力学的エネルギーの保存

振り子が下りると位置エネルギーが運動エネルギーに移り変わり、上がると元へもどる。2つの和は一定に保たれる。

電気100J モーター 運動80J 熱・音など20J 80J + 20J = 100J(合計は変わらない) 変換効率 80 ÷ 100 × 100 = 80%(数字は図の例)

エネルギーの保存と変換効率

エネルギーは形が変わっても全体の量は変わらない。変換効率〔%〕=目的のエネルギー÷入れたエネルギー×100。

まちがえやすい点

×速さが2倍なら、運動エネルギーも2倍

○速さが2倍で約4倍。質量が2倍なら約2倍

×振り子が止まると、エネルギーは消えた

○熱や音に移っただけ。総量は変わらない

1問チェック

振り子で、運動エネルギーがいちばん大きいのはどこ?(摩擦や空気の抵抗は考えない)

いちばん低い位置。位置エネルギーがすべて運動エネルギーに移り、速さも最大です。

A の位置から静かにはなした振り子は、反対側のどの高さまで上がる?(摩擦や空気の抵抗は考えない)

A と同じ高さ。力学的エネルギーが保存されるので、はなした高さまで上がって一瞬止まります。

100J の電気エネルギーで、30J の光エネルギーが得られた。変換効率は?

30%。30 ÷ 100 × 100 = 30 です。残りの 70J は熱などに移っています。

動かして確かめる・問題を解く

位置・運動エネルギー

物体ができる仕事は、何で変わる?

力学的エネルギーの保存

振り子が動くと、エネルギーはどう変わる?

エネルギー変換と効率

変換を重ねると、使えるエネルギーは?

まとめて印刷する

中3の標準問題は、学年まとめのPDF(問題・解答・解説)もあります。確認問題一覧の上から開けます。

学ぶ順番や範囲は学校・教科書によってちがいます。テスト範囲は、学校の先生の案内を確認してください。